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豊田善成
Alumni's Voice

豊田善成

豊田善成


保健学研究科
博士前期課程

国際島嶼保健学領域
形態病理学分野

令和3年度修了

大学院に進んだ理由

琉球大学病院病理部で定年を迎えてからの5年間、医療従事者を育てる医学部保健学科の教育現場で再雇用教務職員として就業と学習環境の場が与えられたことが大きなきっかけでした。大学は自ら物事を考え、疑問を持ち、批判する力を養う場所だとよく言われます。卒業研究に取りくむ学生たちの学ぶ姿を目の当たりにし、“生涯学習”という言葉の所在地・意義を掴みたいとの願いからでした。

大学院での研究について

内分泌細胞診指標を使って“異型細胞疑い”と判定された閉経後婦人科細胞診像の特徴像とその細胞学的背景を探りました。 また、陽性例については組織像の確認とHPV感染の有無やHPVの型を調べ、内分泌学的な細胞像との関連を検討しました。

終了後の進路について

大学院進学時からの勤務先の病院(国立病院機構沖縄病院)で今後も病理検査技師として、与えられた責任を全うし、同時にこれまでの知識と経験を生かし、後輩の育成にも微力ながら関わって行きたいと願っています。

保健学研究科へ進学を希望している方へのメッセージ

研究とは学者や研究者のすることで、一般的には身近な存在としては敬遠されがちな向きがあるようです。しかし、私たちは普段、単純に“なぜ?”という疑問を持つ事があります。その疑問を学問的に追求していくのが研究です。 貴方もその学問的な疑問の解決に興味を示してみませんか。