崎浜 秀悟
Alumni's Voice
崎浜 秀悟
保健学研究科
博士後期課程
国際島嶼保健学領域
血液免疫解析学
2017年度 修了
大学院に進んだ理由
私は学生の頃に卒業研究で分子遺伝学分野に所属し、そこで研究の基礎を学び、研究職に興味を持つようになりました。卒業間近に血液免疫検査学分野の福島教授より大学院進学を進められ、就職か進学かで迷っていたところ、分子遺伝学分野の中尾教授の強い後押しがあり大学院進学を決意しました。
大学院での研究について
大学院では血液免疫検査学分野に所属し、沖縄県に多発する成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)とその原因ウイルスであるヒトT細胞白血病ウイルスI型について研究しました。私の出生地である沖縄県に貢献できる研究テーマに恵まれたこと、研究の一環で東南アジアでの調査に参加して貴重な経験を積めたことは非常に幸運でした。
修了後の進路について
博士後期課程を修了後、現在は医学研究科細胞病理学講座で助教をさせていただいております。大学院での研究を進展させ、沖縄県におけるATLの遺伝子異常を解析し、ウイルスタイプや予後との関連を調査しています。
保健学研究科へ進学を希望している方へメッセージ
何かを探究することは非常に根気が必要で、一朝一夕でできるものではなく、私もまだまだ未熟者で苦労が絶えません。しかし、何かを乗り越えたときに自分の成長を感じることもあります。海外での調査では研究だけでなく、様々な文化に触れ世界が広がりました。自分の成長を楽しみながら一緒に頑張っていきましょう。