令和３年３月１８日に午前中には沖縄コンベンションセンターで学部の卒業式とともに大学院修了式がとりおこなわれました。午後に医学部保健学科棟にて保健学研究科学位授与式が執り行われ、1名に対し博士号、7名に対し修士号の授与を行いました。
修了生代表として本研究博士後期課程の持田敬司氏が以下のように挨拶をされました。

本日は私たちのために学位記授与式を開いて下さり、ありがとうございます。保健学研究科の修了生、博士前期課程と後期課程の全員が集うことができました。このような機会を設けて下さり、小林保健学研究科長を始め、教職員の皆様方に、修了生一同心よりお礼を申し上げます。

私たちはそれぞれの目標を持って、入学しました。そして、修了に至るまでにはたとえば仕事と研究、家庭と研究を両立させることなど、各自が様々な困難に直面することもありました。さらに、未曾有な感染症拡大での苦労も加わりました。そのような中、指導教員をはじめとする先生方からご指導を、また職員の方々からご支援を頂き、そして先輩・同学年・後輩の学生たちと学び合いながら、大学院の課程を修了することができました。

私自身はアフリカや東南アジアにおける国際保健の事業に従事しながら、本研究科に入学し、研究に取組みました。亜熱帯気候を有する沖縄、そして琉球大学が有する研究成果が、同様な環境にあるアフリカや東南アジアでの取組みに貢献できると考えたためです。自身が県外在住であること、海外出張もあったこと、そして新型コロナウィルスの感染拡大もあり、オンライン形式で学び、研究する機会が多くありました。そのような状況でも、真摯になってご対応して下さる教職員の皆様や親身な学生仲間たちに支えられて本日を迎えることができました。感謝申し上げます。

保健学研究科を修了する私たちは、これから就職や進学等のそれぞれの道を進んで参ります。新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、これまで以上に健康や保健の重要性が認識されています。保健学研究科で学び、研究を行った私たちは、このような社会に貢献できるように、これからも精進して参ります。

結びに、保健学研究科のさらなる発展と皆様のご健勝を祈念し、修了生代表のご挨拶とさせていただきます。

令和4年3月18日
修了生代表
保健学研究科　博士後期課程　持田敬司