12月16日―17日にかけて医学部保健学科4年次の卒業研究発表会が実施されました。昨年からの新型コロナ感染症パンデミック下においても、自らデータを収集し分析した研究も多くみられ、さらに新型コロナ感染症の影響を研究内容に取り入れた研究も多々みられ実り多い発表になったと言えます。
看護学コースでは,臨床,地域,看護職,医療制度や公的統計資料など,幅広い対象に関する研究を行っていました.また,研究方法も文献研究から質的,量的研究と多彩な手法を用いており,研究成果をわかりやすく伝えるための工夫を行っていました.看護の対象を様々な角度からとらえる研究は本学科の特徴です.今後はこれらの研究成果を基に,よりよい看護の提供にむけた研究の発展が期待されます.検査技術学コースの学生は、基礎的なものから臨床応用を見据えたもの、感染症に関するものからがんなどの病態形成に関するものまで、幅広く様々な研究を各人が工夫した発表を行っていました。
このような多様な研究は琉球大学医学部保健学科の特徴ともいえるものであり、それぞれの分野で今後のさらなる展開が期待されます。来週の論文提出に向けて内容をブラッシュアップするいい機会になったといえるでしょう。また多くの学生にとって、卒後、実務家としてそれぞれの現場での課題解決や、さらなる研究者としてのステップアップのために、この経験が大きく活かされると確信しています。
-文責:遠藤、平井、和氣、小林―