在宅・慢性期看護学研究室
在宅・慢性期看護学研究室
在宅・慢性期看護学とは
疾病や障がい、加齢に伴う変化などを持ちながらも、全ての人々が、自宅やそれに準じた環境で生活できることを目的とした看護の実践活動です。
保健・医療・福祉のあらゆる面から、対象者ならびにその家族に対して、生活の質(QOL: quality of life)の向上を目ざしたケアを他職種と協働しながら提供します。
我が国が目ざす、地域包括ケアシステムの構築をさらに推進するためには、地域のなかで医療的ケアを必要とする人々をみていく人材育成・体制の確保が不可欠であり、その担い手として訪問看護師の活躍に期待が寄せられています。
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
教員
教員氏名:関口 浩至(せきぐち ひろし)
- 職名:准教授
- 学位:博士(医学)
- 専門分野:慢性呼吸器疾患看護、呼吸療法、呼吸生理学、一次救命処置 シミュレーション教育、防災学
- メルアド:hiroshis(@med.u-ryukyu.ac.jp)
-
【研究者総覧】https://kenkyushadb.lab.u-ryukyu.ac.jp/html/100001421_ja.html
教育
1年次 | 地域包括ケア実習Ⅰ |
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2年次 | 地域包括ケア実習Ⅱ |
3年次 | 在宅看護学、家族看護学、在宅看護実践学、在宅看護実習、卒業研究Ⅰ、救急・災害援助 |
4年次 | 統合実習、卒業研究Ⅱ |
研究
- 沖縄の在宅療養者の災害対策に関する研究
- 医療介入が必要な在宅療養者に対する訪問看護の体制構築に関す る調査研究
- 呼吸ケアを受ける呼吸器疾患患者の努力呼吸に関する研究
- 在宅ケアと救急医療との連携に関する研究
- 計量テキスト分析法を用いた質的データ分析に関する研究
1.論文タイトル:
Can Homecare Chronic Respiratory Disease Patients with Home Oxygen Treatment (HOT) in Southern Okinawa, Japan Be Evacuated Ahead of the Next Anticipated Tsunami?
URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35565042/
2.論文タイトル
Computerized data mining analysis of keywords as indicators of the concepts in AHA-BLS guideline updates
URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31866248/
社会貢献活動
- 沖縄慢性呼吸サポートの会 事務局担当 https://manseikokyu.jimdofree.com
- 沖縄テキストデータ分析研究会 代表 http://ww38.text-mining.jimdofree.com
- 日本ACLS協会沖縄トレーニングサイト BLSインストラクター https://npo-okinawa99saigai.jimdofree.com
共同研究
- 学校法人湘央学園 浦添看護学校
- 社会医療法人友愛会 友愛医療センター
- 大阪電気通信大学
学外講師
- 沖縄国際大学人間福祉学科
- 沖縄県消防学校
主な卒論テーマ
- 医師・看護師間におけるACPに関する研究内容の比較検討 -テキストマイニングを用いた文献検索-
- 救急外来における入院せずに帰宅する患者への看護の重要性の認識度と実践度の相関について-近畿圏内と沖縄県との比較-
- 看護師間における「NANDA-I看護診断」診断指標の認識の差の検討
- COVID-19が救急看護の看護実践に影響を与えた個人の価値観及び職業上の看護観の変化を明らかにする
メッセージ
世界は終焉の兆しが見えない新型コロナ感染拡大、ウクライナ侵攻など人間の価値観が根底から揺さぶられる事態に見舞われています。国内では少子高齢化に伴う2025年問題が迫っており、地域包括ケアシステムをはじめとする在宅医療構築が喫緊の課題です。そのような中、医療介入が必要な人々が在宅で適切なケアを受け、できる限り住み慣れた地域で、その人らしく暮らせる社会の実現が求められており、その実現のためには、高度な医療の知識・技術、チーム医療を円滑に進められるコミュニケーション能力をもち、ケアの対象の多様性を理解できる看護師のリーダー的存在が必要とされています。