成人・がん看護学研究室
成人・がん看護学研究室
成人期は、成人に向けた準備期間である青年期に始まり、壮年期を経て、老年期の準備に至る向老期までの40~50年間というライフサイクルの中で最も長い時期を占めています。身体的、心理社会的にも絶えず変化が生じ、人間発達においても重要な時期です。
成人・がん看護学分野では、成・壮年期にさまざまな健康問題を抱える人々、例えば、生命の危機的状況にある人、病とともに生きる人、人生の最期を迎える人など幅広い健康レベル、発達課題、生活過程にある人々への援助について教授するとともに、とくに我が国の死因第1位を占める“がん”に関する看護支援や緩和ケアについて教授、研究しています。
また、臨床における感染看護、感染制御に関する研究や院内感染防止対策で最も重要かつ基本とされている医療従事者の手洗い行動に関する研究、尿失禁看護、排尿自立支援に関する研究にも取り組んでいます。
教員
教員氏名:照屋 典子
- 職名:教授
- 学位:博士(保健学)
- 専門分野:がん看護学、臨床看護学
- メルアド:teruya (@med.u-ryukyu.ac.jp)
-
【研究者総覧】http://kenkyushadb.lab.u-ryukyu.ac.jp/html/100000224_ja.html
教員氏名:大湾 知子
- 職名:准教授
- 学位:博士(医学)
- 専門分野:成人看護学、感染看護学、尿失禁看護学
- メルアド:b983690 (@med.u-ryukyu.ac.jp)
-
【研究者総覧】http://kenkyushadb.lab.u-ryukyu.ac.jp/html/100001099_ja.html
教員氏名:前田 縁子
- 職名:助教
- 学位:博士(保健学)
- メルアド:yukako-k (@med.u-ryukyu.ac.jp)
教育
学部提供科目
2年次 | 成人看護学、遺伝看護学 |
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3年次 | 緩和ケア論、がん看護論、急性期看護実践学、慢性期看護実践学、感染看護学、卒業研究Ⅰ |
4年次 | 急性期看護学実習、慢性期看護学実習、成人総合看護実習、看護統合実習、卒業研究Ⅱ |
研究
教授:照屋 典子
- 治療期にあるがん患者のセルフケア支援や心理社会的支援に関する研究、在宅緩和ケアに携わる訪問看護師の実践、学校におけるがん教育に関する研究に取り組んでいます。
准教授:大湾 知子
- 感染看護・感染制御に関する研究、医療従事者の手洗い行動に関する研究、尿失禁看護に関する研究、空手に関するテーマに取り組んでいます。
社会貢献活動
教授:照屋 典子
- 毎年、地域の中核病院との共催で、一般市民を対象とした緩和ケア公開講座を開催し、緩和ケアに関する普及啓発活動を積極的に行っています。
- 日本緩和医療学会 代議員(2022~2024、2024〜2026)
- 日本がん看護学会代議員(2017~2019、2019~2021、2023〜2025)
- 日本がん看護学会誌専任査読委員(2017~2018、2019~2021、2021~2023)
- 日本がん看護学会誌 編集委員(2023~2025)
准教授:大湾 知子
- 放送大学沖縄学習センター客員准教授
- (社)中部地区医師会立ぐしかわ看護専門学校教員
- (社)沖縄県歯科医師会立沖縄歯科衛生士学校教員
- (公)沖縄県看護協会感染管理認定看護師教育課程教員会委員
- (社)沖縄伝統空手国指定無形文化財・ユネスコ世界遺産登録推進協会学術顧問
- 那覇市三原区自治会評議員(地域の健康相談)
主な卒業研究テーマ
教授:照屋 典子
- 緩和ケア、アドバンス・ケア・プランニングの実践に関する研究
- 学校におけるがん予防教育に関する研究
- がん患者へのセルフケア支援、意思決定支援に関する研究
- 外来における緩和ケア充実に向けた看護体制・継続教育の課題検討に関する研究
准教授:大湾 知子
- 感染看護・感染対策に関する研究
- 医療従事者の手洗い行動に関する研究
- 尿失禁や排尿困難への看護に関する研究
- 空手に関するテーマ
メッセージ
教授:照屋 典子
がん看護は、がんと診断を受けた患者さんが、日々充実した生活や人生を送ることができるよう、がんと共に生きていく過程を支えることを目的としています。また、国民の2人に1人ががんにかかると言われる今、がん予防の観点から、子供の頃からがんについて学び、がんと共に生きる人への理解を深めていくことが重要です。成人・がん看護学分野では、そのようながん看護の質向上や社会におけるがん予防の普及啓発を推進するための研究に取り組んでいます。がん看護学に関心のある高校生の皆さん、将来、がん看護のスペシャリストを目指したいと考えている貴方、お待ちしています。一緒に学びましょう!
准教授:大湾 知子
感染看護に関する教育・実践・研究活動を行い、新時代の実践的感染看護の専門家を育成しています。また、院内感染防止対策で最も重要かつ基本である看護実践場面における手洗い行動の観察、評価を行い、行動変容に向けた具体策及び教育・啓発活動、研究を行っています。
琉球大学病院では感染対策室感染対策看護師・腎泌尿器外科外来尿失禁相談看護師・排尿ケアチームコンチネンスアドバイザーを併任し、尿失禁に関する外来相談、自己導尿と骨盤底筋訓練を指導、セミナー、公開講座、研修会を行なっており、2016 年に排尿ケアチームを発足して尿路感染症防止対策に努めた研究にも取り組んでいます。その他、医学部特別管理産業廃棄物管理責任者を担当しています。現在、琉球大学公開講座で健康まちづくり・空手の研究中です。
渡真利氏と看護教育・実践活動
JICA 研修生に手洗い・手指衛生教育:
講義と手洗い演習