Ryo Yamada
Ryo Yamada
Nurse,
Graduated in 2004
保健学科を選んだ理由
海外での医療支援に興味を持っていました。保健学科は、アジア諸国との公衆衛生や看護についての交流をしており、将来目指したい自分の夢に近づける学びができる場所だと思ったからです。
学生時代に学んだこと、楽しかったこと、大変だったこと
学んだことは、地域生活を基盤とした看護学・保健学だと思います。これは楽しかったこととも通じますが、地域看護実習や健康長寿調査のアルバイトや私の大学での研究で、地域の住民と関わることができました。その中で、沖縄の方言、食事、文化に触れながら、どのような生活があるのか、患者や患者を取り巻く家族の様子なども含め、実際に見て、聞くことができたのは、今、看護師として働く上で、患者のヘルスアセスメントといった視点でとても有益でした。楽しかったことは、県外出身の私が、沖縄の文化に触れることができたことです。今帰仁村の健康長寿の調査のバイトで、伺ったお宅でいただいたパイナップルは、忘れられません。大変だったことは、あまりないのですが、テスト前には夜遅くまで、ファストフード店で勉強をしていたことだと思います。でも、そんな時も仲間と一緒に勉強をして、課題を乗り越えたときには、とても充実感がありました。
現在の仕事について
私は、大学卒業後現在の職場に入職し、配属された部署は救命救急センターでした。その後、集中治療室と救命救急センターを行き来して、途中大学院に行く機会がありましたが、その期間を除くと、16年間救急看護やクリティカルケアを経験してきました。この期間に大学院へ行き、急性・重症患者看護専門看護師の認定を得ています。現在は、手術室で麻酔に関して学びながら、特定行為研修受講の準備をしています。また、急性・重症患者看護専門看護師の能力を生かして、呼吸ケアサポートチームの一員として横断的な活動をしております。呼吸ケア外来という看護外来も担当しており、通院患者が入院せずに自宅療養を継続できるように、ケア介入や家族からの相談を受けています。
保健学科へ進学を希望している方へメッセージ
保健学科への進学を検討されている皆様、受験勉強お疲れ様です。私は入学試験のときに始めて沖縄に来ましたが、今では沖縄は、第二の故郷で毎年沖縄を訪れています。県外からの入学で、最初は不安なこともありましたが、友達や指導教員、先輩など周りの多くの方が助けてくれました。大学で教えてもらう学び以外にも広い視野を持って、様々なことを経験していただければと思います。その経験は、皆さんが医療者として歩み出す時に、大きな糧になります。